【シマノ 19エンカウンター インプレ】高い総合力を備えたキャスティングロッド
評価:4.0
キャスティングロッドに求める性能について、「遠投性」「操作性」「感度」「軽さ」「パワー」この5つの中で最も重視する性能を1つ選べと言われたら正直かなり迷ってしまう。この5つの性能がバランスよく備わったオールラウンダーなロッドであれば、上記で話した選択もしなくていいのではいかと筆者は思う。
という事で、そんな基本性能がしっかり備わったロッドが2019年に登場したシマノ 19エンカウンターだ。
ブランクスにはハイパワーXとリールシートにはCI4+を採用したロッドで、各モデルのスペックをみると非常にバランスが良いロッドだという事が分かる。高い総合力を持つシマノ 19エンカウンターを実際使ってみたのでレビューしていきたいと思います。
本記事では シマノ エンカウンター S100MHを使用したレビュー記事となります。
シマノ 19エンカウンターの外観インプレ
シマノ 19エンカウンターは高い総合力を備えている分、ラインナップの選び方次第では色んなルアーゲームを楽しむ事が可能となっている。代表的なもので言えばシーバスゲームだ。
全13種類あるラインナップは全てシーバスゲーム対応。ルアーの飛距離も出せて操作性も文句なし、ちょっとしたアタリも見逃さない感度、ヒットした後のロッドパワーなど、この4つの性能は使っていて非常に満足だった。
今回選んだS100MHは全長3.05m、遠投できるエリアでのシーバスゲームをメインに、サーフゲームとライトショアジギングでも使用する前提で選んだ。
リールシートにはCI4+を採用している。使用してみて、ルアーを操作しているときの地形の変化や小さな違和感などが手元に伝わる程、感度が良い。またロッド全体の軽量化にも貢献している。
軽量化について、価格がほぼ一緒のシーバスロッドと比較するとダイワ製品のロッドよりも軽く、価格が少し高いディアルーナよりかは若干重いスペックになっている▼
シマノ エンカウンター100MH | 187g |
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シマノ 18 ディアルーナ S100MH | 170g |
ダイワ ハンターX 100MH | 195g |
ダイワ レイジー 100MH | 190g |
エンドグリップは、細身でグリップも握りやすい形状となっていた。ルアーをキャストする際に、この持ち手が嚙み合わないと飛距離が出なかったり、意図しない場所へルアーを飛ばす事があるが、その心配はしなくてよかった。
ブランクスにはハイパワーXを採用している。最近のシマノ製ロッドに採用されている技術だから正直普通だ。実際に魚がヒットしてた時のやりとりでは、パワフルな印象は感じられるが、それでも不意な大物であれば多少苦戦してしまう部分がある。
ガイドには一般的なロッドに多いステンレスフレームSiCガイドが採用されている。
シマノ 19エンカウンターの実釣インプレ
最初の第一印象は、軽いと感じた。リールシートのCI4+が個人的に好きで感度と軽量感があるので、ルアーが着水してから手元に帰ってくるまでの集中して探る事が出来る。
ルアーを実際に飛ばすと、全体的にシャープなのでビシッと決まり感じがかなり高評価だ。従来のロッドであれば軽い印象だと、キャスト性能が落ちてしまう事がよくあったが、現代のロッドは進化しているんだなと改めて思った。
また、魚とのファイトも十分に良いと感じた。大体の魚であればハイパワーXだけでも十分耐久性やパワーを出せるので良いと思うが、それでも上級者であれば物足りなさは感じてしまう。だがしかし、総合力のバランスが良いので、デメリットが少ないのは良い。
コスパで評価するならかなり良いロッドだと筆者的には感じた。
シマノ 19エンカウンター インプレまとめ
評価:4.0
シマノ 19エンカウンターは『遠投性、操作性、軽重量、感度、パワー』の5つのバランスがとても良いキャスティングロッドだった。オールラウンドタイプなので様々な魚種に対応し、どんなフィールドでもこのロッドが適応するだろう。