コルトスナイパーXR S100MH を徹底インプレ!3年間使用した私の相棒|ナカログ
ロッド

コルトスナイパーXR S100MH を徹底インプレ!3年間使用した私の相棒

ナカシン

評価:4.5

2020年4月発売されたコルトスナイパーXR。本記事執筆時で約3年間の付き合いになる私の相棒とも呼べるロッドだ。ショアジギング、ショアプラッキング、磯ヒラなど色んなシーンで使ってきた。

現在21種のラインナップがある中、筆者が選んだのはS100MHのオールラウンドタイプだ。魚のサイズを選ばないから年中使える、しかも不意な大物がヒットしても対応できるようにと思いS100MHを選んだ。

本記事ではこれからコルトスナイパーXRを使ってみたい人に向けて、私の3年間の実釣記録からどういったロッドなのか詳しく紹介していこう。

コルトスナイパーXR S100MHの外観と性能

コルトスナイパーXR S100MHの外観画像

高級感のある外観と、操作性を生み出すグリップ回り

全体的にダーク系のカラーで覆われた見た目は今でも私のモチベーションを高めてくれる。細部の作りも価格相応となっており、使っていて安心感がある。

グリップ部分は素材は安定のEVA素材を使って構造となっている。長さもエンド~フロントグリップ端まで約66㎝あるからフルキャスト、ヒット後のパワーファイト時でも手で握る位置、脇に挟む位置に余裕がある為、使いやすい。

コルトスナイパーXR S100MHのグリップエンド

コルトスナイパーXR S100MHのフロントグリップ

リールシートは2重キャップだが注意が必要

リールシート部分はリールを固定するためのキャップとそれをさらに固定するロックナットの計2つ付いている。グローブを付けて釣りをする際はロックナットが緩んでしまい締めなおさないといけない場面が多々あったので注意。

スクリューロックジョイントで継手の固定力向上

コルトスナイパーXRには継手にスクリューロックジョイントを採用している。固定力を高め抜けにくくなった。

使い方は、ロッドを繋ぐ際に軽くひねると固定される。逆に外す際は逆方向にひねると可能。初めてだと慣れるのに時間が掛かるが、便利な技術なのはたしかだ。

 

ブランクスは信頼のおける3つの技術が詰め込まれている

画像出典:シマノ

高強度の素材を使用したことにより従来のスパイラルXよりも進化したスパイラルXコアを基本構造に、外層をカーボンテープをX状に締め上げるハイパワーXでネジレ、強度、つぶれ強度を高めている。

10㎏サイズの青物とファイトした時も、ブランクスが安定していた為、魚のコントロールを抑制しながらファイトし釣り上げることが出来た。この経験があったから私は高い信頼をしている。

ナノピッチは均一な圧力で成型テープのラッピングを極細かいピッチで施すため強度アップに貢献しているのと、外観に上質感と高級感を生み出す為。今でも手に持った際の釣りへのモチベージョンアップに貢献。

コルトスナイパーXR S100MHの実釣インプレ

コルトスナイパーXR S100MHの実釣インプレ

30g~60gのメタルジグは扱いやすい

色んな重量のメタルジグを試したが、コルトスナイパーS100MHはキャスト、アクション、操作性を総合的に見て30g~60gのメタルジグの扱いに長けていると感じた。

フルキャストだと、メタルジグ40g前後で安心してリリース出来る。それ以上の重さになると8割~9割の力で投げないと折れるのではないかと不安になるのは私の心が未熟なせいでもあるので実際に自分で試してみるのが一番良い。※ジグウェイト(g)はMAX90gのスペック

 

メタルジグ30g以下のだと使いにくい、キャスト中のロッドの反発も小さいので飛距離が伸びない。ロッドアクションもロッドを振ってもブランクスの曲がりが小さいので可動域がかなり大きくなって不自然な泳ぎになってしまう。

コルトスナイパーXR S100MHとメタルジグの相性

 

しかし、ベイトサイズが小さい時は小さめのジグも使いたい時がある。そんな時はタングステン系のメタルジグを持っておこう。高比重でありながらサイズがコンパクトなのでルアーケースに1つ持って置くと便利だ。

タングステンメタルジグ
のおすすめ

プラッキングも可能

コルトスナイパーXR S100MHはプラグやトップウォーターの扱いにも優れている。よく使うのがロックポップスリム140Fロックポップ90Fロックダイブ160Fなどコルトスナイパーシリーズとは相性が良い。

特に泳ぎの抵抗力の高いルアーとの相性は良いと感じている。地磯でのヒラスズキやサーフでのヒラメ・青物でもこのロッドを良く使用している。高台でやる時はもう少し長さが欲しい場面もあるが、ジギング・プラッキングを使い分けながら攻略していこう。

長時間釣行での疲れについて:私は2時間でバテる

タックルバランスと筆者の年齢の影響もあるが、コルトスナイパーS100MHを使った釣行では約2時間休憩なしで振り続けられる。高重量のジグを使うともう少し短くなるがこまめな休憩を挟みながらいつも使用している。

他のショアジギングロッドと自重を比べてみると高重量なのが分かる。硬さがMH以上のモデルになると300g越え▼

重量/品番 コルトスナイパーXR
S100MH
ジグキャスターMX 106MH 21コルトスナイパーBB
S100MH
19ソルティーアドバンス
S100MH
重量 313g 280g 293g 247g

ここに大きなデメリットがあるかと言われたら正直全くない。むしろ高負荷に強い技術を採用したら重くなるのは当然だ。これまで重さに対して不満を持ったことはない。

魚のサイズによってバラしが多くなる。

小型青物(サバ、ワカシ、アジなど)がヒットした際は注意が必要だ。引きの強い魚にはブランクスのパワーがしっかり魚を抑え込むのでやり取りしやすいが、引きが弱いと吸収しきれず反発して針が外れる事がよくあった。

対策としてはリールのドラグを緩めてやり取りする事で釣り上げやすくなる。

コルトスナイパーXR S100MHの小型青物とのやり取り

コルトスナイパーXR:インプレまとめ

評価:4.5

総合的に見て、コルトスナイパーXR S100MHはジギング・プラッキングでは優秀なロッドだ。私も発売してから今日まで長く使用しているが特に青物・ヒラスズキ狙いでは信頼のおける一本として使っている。

本格的なショアジギングロッドを探しているならコルトスナイパーXRは候補の1つとして検討してみてはどうだろうか

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この記事の執筆者

ナカシン
ナカシン
月間約10万PVも見られている本サイト「ナカログ」の運営者、ナカシンです。釣歴20年以上の知識と経験を公開しています。ショアジギングとサーフゲームを専門に有益な情報を発信しながら、日々新しい事に挑戦している釣り人でもあります。Twitterはこちら(@e55361855)

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