【失敗回避!】ショアジギングリールを1万円台で選ぶならこの3つがおすすめ
- 低予算でショアジギングをしたい
- 1万円台リールのおすすめを知りたい。
- 今持っているロッドに合わせられる低価格リールを知りたい。
ショアジギングにハマり出してきたら、いよいよ本格的にタックルの見直しに入るのではないでしょうか。その中でもリールは青物の引きにも負けないパワーと耐久性を重視した選び方が基本となります。
しかし、日々の生活など考えたら2〜4万円以上もするリールに手を出すのは、かなり抵抗がありますよね。
そんな人に朗報です。筆者がこれまで数多くのリールを見てきた結果、最近の1万円台リールはメーター超えの大型青物でも釣り上げる事が出来るほど高性能な機種が増えています。
ということで、本記事ではショアジギングにおいて、本気でおすすめできる1万円台リールを厳選して3つ紹介します。
現在、必死に探している人はぜひ参考にして下さい。
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ショアジギングで1万円台リールが向いている人とは?
そもそも、1万円台のリールでショアジギングをする事がほんとに正しい選択なのか、たしかに昔と比べ今の1万円台のリールは高スペックな機種も多く、コストパフォーマンスに優れたリールが多い。
しかし、それでも釣り経験豊富な筆者の意見から言わせていただくと物足りなさを感じてしまう。
ということで、今から解説する内容に当てはまらない人は改めて検討してもらいたい。
釣りにお金を掛けるのが難しい人
釣りで生計を立てているなら存分にお金を掛けることが可能だが、大半の人は『趣味』で楽しむ人が多いですよね、家庭を持っている人なら月のお小遣いも少なく高価な釣具に手を出すのは難しいと思います。
そういった人は、1万円台リールが良いですね、下手に安いリールを手にするよりも本記事で紹介するリールを是非検討してもらいたい。
サブ機として所持しときたい人
ショアジギングを頻繁にするけど、いざという時のサブとして持っておきたい人も1万円台リールをおすすめします。
メインタックルに何らかのトラブルが発生した時や、下見に行ったポイントで少しだけショアジギングをしてみたいなど色んなシチュエーションで使うことができますね。
ショアジギングを頻繁にしない人
ショアジギングを頻繁にしない人も1万円台リールが良いですね。なぜならショアジギング用に高価なリールを手にしても使う機会がなければ勿体ない。
2ヶ月に1回や、気分次第でたまにやるぐらいであれば、コスパの高い1万円台リールを選ぶ事を検討してみてください。
ショアジギングリールを1万円台で選ぶ時のポイント
1万円台のショアジギング用リールは必要最低限の性能やスペックを備えているので上位機種よりも劣る部分が多い。
しかし絶対に妥協してはいけないポイントが2つある▼
- 巻き上げ時のパワー
- 釣果に影響するドラグシステム
これらを少し解説していこう。
巻き上げ時のパワー
青物の引きの強さはゲーム性があるので楽しい要素ではあるが、その感情を湧き起こすために高負荷が掛かっても巻き上げられるパワー性能が大事になってくる。
これが不十分だと、足元まで引き寄せるのにかなりの時間を費やしてしまう。場合によってはフックアウトしてこれまでの過程を台無しにしてしまう可能性だってある。
巻き上げ時のパワーはどうやって確認するかというと、『リールの番手』『ハンドルの長さ』『スプールの大きさ』が物理学的な根拠になっている。
- リールの番手
→4000番手よりも5000番手が強い - ハンドルの長さ
→50mmよりも60mmがより力を入れて回せる - スプールの大きさ
→直径40mmよりも直径50mmの方が1回転あたりの巻き上げ量にかかる力が軽くなる(※ギア比やハンドルの長さによって数値が変わる)
これらはあくまで物理学的根拠だ。各メーカーの技術次第で巻き上げ時のパワーに多少は影響していると思うが、上記のポイントが大きく影響していることは覚えておきましょう。
釣果に影響するドラグシステム
ショアジギングで釣果に大きく影響するのがドラグシステムだ、筆者もショアジギングリールを選ぶ時に、まず最初にチェックしているポイントだ。
安いリールを使っていて、魚の口からフックが外れてしまう要因の多くは滑らかなドラグシステムが作動しなかった事が大半だと考えられる。
ちなみに、1万円台リールはドラグシステムに良いモノと悪いモノとが多いのを知っておいて欲しい。
ドラグの性能もそうですが、自分でドラグ調整する技術も非常に大切な事だ。『ドラグ調整ってどうやるの?』『最適なドラグ調整を行いたい。』という人は下記の動画が非常に分かりやすく解説しているので参考にして欲しい▼
ショアジギングリール:1万円台のおすすめはこの3つだけ
筆者も数十種類のリールを比較して、『これならコストパフォーマンスに長けているな』というショアジギングリールを厳選して3つに絞りました▼
- 【シマノ】21スフィロス 5000HG
- 【シマノ】21アルテグラ C5000XG
- 【シマノ】21ナスキー C5000XG
スペック比較▼
モデル | 21スフィロスSW 5000HG |
21アルテグラ C5000XG |
21ナスキー 5000XG |
---|---|---|---|
自重(g) | 445 | 285 | 305 |
最大ドラグ力 (kg) |
10 | 11 | 11 |
ギア比 | 5.7 | 6.2 | 6.2 |
スプール径 (mm) |
54 | 52 | 54 |
糸巻量PE (号-m) |
2-350,3-240,4-170 | 1.5-400,2-300,3-200 | 1.5-400,2-300,3-200 |
巻き上げ量 (cm/1回転) |
97 | 101 | 105 |
ハンドル長さ (mm) |
65 | 55 | 55 |
ベアリング数/ ローラー |
4/1 | 5/1 | 5/1 |
各メーカーのリールを調べて、2022年現在ではこの3つがショアジギングにおいて優秀な1万円台リールという結論になった。
それぞれ詳しく見ていこう。
【シマノ】21スフィロスSW 5000HG
大物対応!
過酷なソルトシーンで活躍!
- ガチのショアジギングをしたい
- 60g以上のジグを使う機会が多い
- ヘビー級のプラグをよく使う
- 大型青物に特化したリールが欲しい
- 堤防や磯場で使いたい
ショア・オフ問わずヒラマサやブリなど大型青物を狙うなら21スフィロス5000HG
ほど、1万円台リールの中でも信頼度は上位クラス。
このリールの特徴は、搭載されている性能技術が価格帯を超えていることだ。
防水性能と耐久力は圧倒的!
防水性能にはXシールド、Xプロテクトにより内部への水の侵入を大幅に軽減、リールの耐久性はHAGANEギア、Xシップ、HGANEボディを採用したことにより剛性のある負荷に強い構造となっている。
1万円台リールの中でも上位レベルの仕上がりとなっている。
巻き上げが非常に軽い!
使用者の多くは、この巻き上げ時の軽さに驚いている。インフィニティドライブを搭載したことにより、高負荷がかかってもしっかり巻き上げられるので重いメタルジグや、メーター超えの青物がヒットしても戦えるのはありがたい。
相性の良いロッドとは?
21スフィロス5000HGはショアジギングロッドの硬さが『MH』以上であれば、タックルバランスは安定すると思われる。
ソルトルアーゲーム対応のSWリールはタフで強いリールとなっている為、軽めのロッドとは非常に相性が悪い。硬さ『M』クラスのライト系ロッドと組み合わせたら使いづらい印象が残るだろう。
磯場や堤防で、ハイシーズンのショアジギングをする上でパワーのある自重が重いロッドを使用するのであれば21スフィロスSWを選ぶのがおすすめ。
筆者が気になった点
筆者がスフィロスSWで気になった点は2つ
1つ目はドラグノブが小さい、ファイト中などでドラグ調整をする際にこの部分が小さいと非常に掴みにくい。そうなると多少時間を掛けて慣れる必要がある。
2つ目はワンピースベール非搭載なところ、リール操作に慣れていないとベールの継ぎ目にラインが引っかかるトラブルも想定される。この点は注意が必要だ。
21スフィロスSW 5000HG紹介まとめ
21スフィロスSWはショアジギングにおいて特に、大型青物を狙うなら価格帯トップクラスのリールだと筆者は思っています。
パワーファイトをする上で、リールの強さを大切にするならぜひ検討してもらいたい。
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【シマノ】21アルテグラ C5000XG
巻き、軽さ、パワー
基本性能のバランスが良い!
- ライトよりのショアジギングをしたい
- 40g前後のジグを使う機会が多い
- プラグやペンシルを多用する
- 性能に偏りがないリールが良い
- 堤防や漁港などで主に使用
21アルテグラC5000XGは汎用性リールとして『巻きの滑らかさ』『自重の軽さ』『パワフルな巻き性能』など、どれも1万円台リールの中でもバランスよく備わっている。
最上位機種にも採用されている技術
最上位機種である18ステラにも採用されているマイクロモジュールギアⅡをはじめ 、ロングストロークスプール、サイレントドライブ、Xプロテクトなど、リールの性能を高めた技術が搭載されている。
これが1万円台で手に入るのは非常にありがたい。
他リールにはない魅力とは?
他の汎用性リールの中でも、高負荷が掛かっても巻き上げやすいのが21アルテグラ魅力。ショアジギングにおいては必要な要素なので今回選ばれました。
SWリール程の強さは発揮できないが、軽やかな巻きと操作を可能としているのでライト系のショアジギングでは使いやすい印象が残るだろう。
どんなロッドと相性が良い。
21アルテグラ C5000XGは大きさ的には4000番手と変わりないコンパクトモデルだ。また自重は285gとショアジギングリールにおいては軽すぎるスペックとなっている。
なのでショアジギングロッドは硬さM以下のものがタックルバランス的には丁度よい。またシーバスロッドと組み合わせるのもありだ。硬さはMH以上がベスト。
筆者が気になった点
21アルテグラC5000XGをショアジギングで使用する上で気になった点が1つある。
1つはリールボディ素材にCI4+を採用していることだ。そのおかげでリール全体の軽量化を可能にしましたが、HAGANEボディに比べ耐久性や剛性が劣る。中型青物なら問題ではないが何度も大型青物とファイトする事を想定すると不安にしか思わない。
ヒラマサゲームなどビックターゲットを狙う釣りであれば、注意が必要だ。
21アルテグラ C5000XG紹介:まとめ
ショアジギング用リールに何を求めるかよく理解していないなら、バランスタイプの21アルテグラC5000XGを筆者はおすすめします。
1万円台リールの中でも、基本性能の高さが目立つ機種なのでぜひ検討してみてください。
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【シマノ】21ナスキー C5000XG
ビギナーモデルから進化!
上級者も納得の機種!
- ライトよりのショアジギングをしたい
- 40g前後のジグを使う機会が多い
- プラグやペンシルを多用する
- 頑丈なリールを求めている。
- 堤防や漁港などで主に使用
これまでのナスキーは初心者向けの汎用リールとして愛されていたが、2021年にリニューアルしてからは幅広い層のアングラーに愛されるリールとして進化しました。
しかも価格帯は1万円台と、今までのナスキーにない新たな可能性を見せてくれるでしょう。
初心者でも安心できる耐久性
ショアジギングをする上で、特にリールの耐久性能は捨てられない項目だと筆者は思っています。21ナスキーにはメインギアにHAGANEギアを採用し負荷がかかっても巻き上げられるハードなギアシステムとなった。
またコアプロテクトによる防水機能、上位機種にも採用されているサイレントドライブなど今までの低価格リールでは味わえない使い心地を誰でも簡単に味わえるのが魅力だ。
他リールにはない魅力とは
1万円台リールを探しいる中で、少しでも価格帯を抑えながら性能に妥協したくないなら21ナスキーC5000XGがお得だ。
本記事で紹介した21アルテグラ C5000XGは基本性能に偏りのないバランスの良い機種だが、21ナスキーC5000XGは耐久性と剛性に加え滑らかな巻き心地を可能としている。
相性の良いロッドとは?
21ナスキーC5000XGは大きさ的には4000番モデルと変わりないコンパクトモデルだ。なのでショアジギングロッドであれば硬さはM以下のモノであれば相性はよい。
パワーファイトを想定した釣りであれば、MHまで合わせても問題ないと思うが、なるべくはライト系のショアジギングロッドと合わせることをおすすめする。
筆者が気になった点
21ナスキーC5000XGで気になった点は2つですね。
1つは採用されている技術の少なさだ、価格帯はお手頃だがショアジギングをする上ではもう少し欲しい技術がいくつかあった。この辺は妥協したほうが良い。
2つ目はワンピースベール非搭載なところ、ライントラブルを気にするアングラーなら残念に思うだろう。この辺には注意が必要だ。
21ナスキー C5000XG紹介まとめ
汎用リールの中ではお手頃価格で、タフで強いリールなのが21ナスキーC5000XGの最大の特徴といってもよい。ライト系のショアジギング、オフショアで活躍できる仕上がりとなっている。
21アルテグラのような、軽やかでバランスタイプのリールではなく全体的に強いリールを求めるならぜひ検討してほしい。
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ショアジギングリール1万円台おすすめ:まとめ
本記事は『【失敗回避!】ショアジギングリールを1万円台で選ぶならこの3つがおすすめ』について書きました。
今回紹介した3モデルを簡単にまとめると▼
- 本気のショアジギングをするなら21スフィロス5000HG
- ライト寄りのショアジギングをするなら21アルテグラC5000XG
- ライト寄りのショアジギングにタフで強いリールを求めるなら21ナスキーC5000XG
ショアジギングをする上で納得のいく1万円台リールを選ぶ事は非常に難しいが、本記事で紹介したリールはどれも優秀な機種ばかりを厳選しました。
自分がどんなスタイルでショアジギングをするのかを振り返りながらピッタリのモデルを検討してみてください。