評価:4.0
1g~6gのルアーを使うライトゲームでは、0.4号以下の極細PEラインを使用しますが、筆者はこれまで中々しっくりくるモノに出会えず、頭を悩ませていました。
そんな時に、偶然見つけたDUELのアーマードF アジ・メバルは性能×コストパフォーマンスともにめちゃくちゃ優秀だったので紹介したいと思います。
従来のPEラインは太さが細くなればなる程、扱いが非常に難しく少しでも間違えれば、すぐに切れてしまうのがデメリットです。
しかし、アーマードF アジ・メバルはPEにフロロカーボン×シリコンを融合させたハイブリットPEラインなのでそれぞれの長所が混じった次世代PEラインとなっています。
という事で本記事は『【DUEL アーマードF アジ・メバル】をインプレ!高強度×トラブルレスな次世代PEライン』について書いていきます。
この記事の執筆者
アーマードF アジ・メバルの性能・外観インプレ
本記事で取り上げたのはアーマードF アジ・メバル0.4号 オレンジカラーです。

ラインカラーがオレンジなので、ナイトゲームでも見やすいと思って選んでみました。後は使用しているリールがソアレBBなので巻いた時の外観もマッチしていて気分も上々。

アーマードFシリーズはラインナップが豊富で大きく3つに分かれています▼
- F←本記事で紹介しているのはコレ!
- F+
- F+Pro
本記事で紹介する『Fシリーズ』はベーシックモデルで扱いやすさ重視なのが特徴、上位モデルとの違いは原糸のみ、なのでそこまで差はないです。

ラインの製法を見ていこう。
PE原糸を特殊ポリエチレン樹脂の中に綴じ込め、FMF加工によりフロロ粒子をライン表面に散りばめる事で、フロロ特有の滑りやすさと耐久性を向上させています。
一般的なPEラインのほとんどは、表面加工だけで完結しているがアーマードFシリーズはラインの中心部にまで浸透させているので、ナイロンやフロロカーボンラインと遜色ない性能となっています。

出展:DUEL
たしかに、直接触ってみるとまるでフロロカーボンのようなツルツルとした感触に、ハリのある弾力がある事が分かりました。

細いPEライン特有のデリケートな感触ではなく、一本のモノフィララインにも似た感じなのが個人的には新鮮な感覚でしたね。
これなら、ちょっとした接触でも簡単に切れるといった心配はなさそうです。
あと、アーマードF全般のラインにはPEラインの4本、8本編みといったものはありませんので、注意して下さい。
アーマードFアジ・メバルの実釣インプレ
実釣で使ってみたのでレビューしていきます。
リーダーとの結束のしやすさ
結論から言うと普通ですね。
ハリとコシがあるので扱いやすさは高まっていますが、太さが0.4号なのと筆者が元々不器用な事もあって通常の0.4号PEラインと比べてもそこまで差はないかな~というのが本音。

結束のしやすさは個人差あるので参考程度にしてください。
ライン自体の強度について
これは文句なしで良いですね。
執筆時点で、メッキ(10~20㎝)、サゴシ(40~50㎝程度)、カマス、カサゴなどの釣果を上げましたが、鋭歯な魚でも切れることなく耐えてくれました。

ラインが細いので慎重にファイトしないと切れるかなーと思っていましたが、強引なやりとりでも結構粘ってくれるところは高評価。
この辺はさすがハイブリットPEラインだなと感じます。
キャスト時のラインの放出について
ルアーの飛距離に関しては何とも言えないビミョーな感じです。
というのも、従来のPEラインと比べてそこまで大差はない感じでした。

特殊なPEラインとあって結構飛距離出るんじゃないかと期待していたので、それが物足りなさを感じてしまった原因ですね。
リールから放出されるラインを入念にチェックしましたが、釣行回数が増える程出が悪くなるので使用したら、しっかり水洗いをしましょう。
ナイトゲームでは視認性抜群
オレンジカラーなので、ナイトゲームでもラインの位置が見やすい。夜のアジングでも十分に使えます。

デリケートなあたりを目視で確認する人などは、こういった派手なカラーは良いですね。
派手過ぎて魚に警戒心を与えるのではと思う人は、リーダーをいつもより長めに取って結束するのがおすすめです。
使っていて気になった点
気になる事は、ラインのクセが出ますね。特殊加工をしているので従来のPEラインのような『直糸』ではないですね。扱いやすさ重視のラインと言ってもこの辺は賛否両論分かれそうですね。
巻き癖がついてしまう部分は、ナイロンラインに似ているところがあります。

総合評価
では総合的に見て、アーマードF アジ・メバルを次回もリピート買いするかと言われたら筆者だったら『あり』ですね。

ラインの扱いやすさや、ルアーの飛距離の伸びはビミョーなとこでしたが、筆者が極細ラインに求めている最大の特徴である『強度』は全然良いと思っているのが本音。
また、0.4号以下の太さになると、リーダーとの結束や触る時にかなり気を使って扱わないといけないのですがアーマードF アジ・メバルはそう言った部分を軽減してくれるところが筆者的には高評価でした。

また、マイクロメタルジグなどを使ったライトゲームでは相性が良いですね。耐久力もあるので長時間の釣行でも決定的な劣化は見当たらず、ガンガン投げ込めました。
巻き癖などのデメリットも、筆者からしたらそこまで気になるところではないので、リピート買いは全然できる製品でした。
アーマードFアジ・メバルはこんな人におすすめ
アーマードF アジ・メバルは『ライトゲームを始めたい人』におすすめですね。
極細ラインなのに、多少雑に扱っても強度が落ちにくいですし、なにより価格も入手しやすいので非常にコスパが良いです。
ハイブリットPEラインに抵抗がなければ、ぜひ使って欲しいですね。Fシリーズを使ってみたら上位モデルのプロシリーズもぜひ検討してみて下さい。
アーマードFアジ・メバルインプレまとめ
評価:4.0
本記事は『【DUEL アーマードF アジ・メバル】をインプレ!高強度×トラブルレスな次世代PEライン』について書きました。
アーマードF アジ・メバルはPEラインにフロロカーボン×シリコンを混ぜたハイブリットPEラインで、極細なのに強度の高いPEラインとなっいました。
細いラインだからこそ、従来のPEラインでは満足できない部分が多々ありましたが、そういったデメリットをほとんど軽減しているのは、さすがDUELの技術と思う商品でした。