サーフのショックリーダーはコレを選べ!経験者が語るおすすめアイテムも詳しく解説!
サーフでの釣りは広大なフィールドでターゲットとなるヒラメやマゴチ、そして回遊してくる青物が狙える非常に奥深い釣りとして人気が高いです。
サーフゲーム経験者であれば、ほとんどの人が壁にぶつかる「ショックリーダー」の選び方。
これを深く理解していないせいで、途中で切れたり使いづらさを感じているのではないでしょうか。
本記事では誰にでも分かりやすい選び方のポイントを解説し、これを選べば間違いなしのショックリーダーをいくつか紹介するのでぜひ参考にしてください。
この記事の執筆者
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サーフのショックリーダー選びで失敗する人
『素材の特徴を理解していない』『太さ選びが適切でない』『品質の悪いアイテムを選ぶ』この3つが主に失敗する人の特徴です。
砂浜からヒラメやマゴチを狙うサーフゲームでは、通常のルアーフィッシングよりもラインシステムにより慎重にならなければなりません。
例えば、サーフで釣りをしている際に、魚がヒットした大事な場面でラインブレイクを起こしたことはないですか?
こういったリーダーが原因で起こるサーフでのトラブルは冒頭で説明した3つを理解していない可能性が高いです。
サーフのショックリーダーに求める事とは?
サーフゲームで求められるショックリーダーは以下の3つです▼
- 低伸度で高い感度によるしなやかさ
- スレや耐磨耗性が高い素材
- 信頼できるメーカーアイテム
それぞれ詳しく解説します。
低伸度で高い感度によるしなやかさ
サーフゲームでは伸び率が低く、高感度のショックリーダーが好まれます。
ボトムやストラクチャーのある所に、ルアーを泳がす際は、些細な変化を見逃さない為にも感度の高さと、不要な伸びをなくす必要があります。
感度が低いとこういったアタリに気づきにくいのと、サーフの地形変化が読みづらいデメリットがあります。
サーフゲームでは、低伸度・高感度のショックリーダーを選びましょう。
スレや耐磨耗性が高い素材
サーフでの釣りは、砂や障害物にショックリーダーが接触する事が多いため、スレや耐摩耗性の高い素材や性能が求められます。
もし誤ったリーダーを選んだ場合、すぐに劣化を起こし途中でラインブレイクを起こしてしまいます。
ですので、耐久性に優れたリーダーを選ぶようにしましょう。
信頼できるメーカーアイテム
ショックリーダーを製造しているメーカーは多数あります。
メーカーによっては品質の良い悪いが分かれる為、ここも注意してみる事をおすすめします。個人的には歴史があり、素材・技術・多数の試行錯誤を重ねたショックリーダーは失敗がないのでおすすめです。
という事で下記のメーカーはぜひ押さえておきましょう▼
- シマノ
- ダイワ
- DUEL
- VARIVAS
- YAMATOYO
- クレハ
サーフ用ショックリーダーの選び方
それではサーフゲームで選ぶショックリーターの素材や太さについて選び方のポイントを解説します。
結論から言うと下記の2つです▼
- 種類はフロロカーボン一択
- 太さはPEラインの号数に合わせる
詳しく見ていきましょう
種類はフロロカーボン一択
ショックリーダーは『フロロカーボン』と『ナイロン』の2つの種類の素材があります。
サーフで使用するならフロロカーボンをおすすめします。
理由としては、低伸度で高感度なフロロカーボンは、サーフに必要な劣化耐性も高くキズがつきにくいので長時間使用できるからです。
また、ボトムを探る事が多いサーフゲームではショックリーダーに呼力があると、不自然な泳ぎをさせてしまうため、フロロカーボンのような沈下速度が速いリーダーが好まれます。
下記にそれぞれの素材の特徴を載せておきます▼
- 耐摩耗性に優れており、根ズレにも強い
- ナイロンよりも重く、沈下速度が速い
- 屈折率が低く水中で目立たない
- 吸水による劣化が少なく、長時間使用できる
- 高感度で低伸度のため、ルアーの操作性が優れている
- しなやかで扱いやすい
- 適度な伸びがありバラしが少ない
- 結束しやすく強度が出る
- 吸水性が高い
太さはPEラインの号数に合わせる
ショックリーダーの太さ選びはPEラインの号数に合わせて選び事をおすすめします。
これはどのルアーフィッシングでも当てはまる事ですが、PEラインの号数とのバランスが非常に大切です。このバランスが悪いと結束がしづらく、ルアーのキャストやコントロールにも支障が出ますので注意しましょう。
下記にサーフで必要な太さと号数を表にまとめました▼
PEライン(号数) | ショックリーダー(lb) | ショックリーダー(号数) |
0.8号 | 8~14 | 2~4号 |
1号 | 16~20 | 3~5号 |
1.2号 | 20~25 | 5~7号 |
1.5号 | 25~30 | 7~8号 |
サーフでのショックリーダーの長さ
結論から言うと約1~1.5mほどが良いです。
サーフゲームは他のルアーフィッシングに比べ劣化しやすく、長時間の釣行や釣果次第では2~3回スナップとリーダーを結びなおす作業が起こります。
そういった意味でも長めにリーダーを取っておけば、PEラインから結びなおす必要もありませんし、劣化した部分をカットしても余分に長さがある為、すぐにリスタートする事が出来ます。
おすすめのリーダーの長さの取り方
筆者がいつもやっているリーダーの取り方は、ロッドのエンドグリップ端から最初のガイドまでを目安にリーダーの長さをとっています。
この方法は他の釣りでも使えますのでぜひ試してみて下さい。
サーフおすすめショックリーダー5選
ではサーフ用のショックリーダーはどれを選べばいいのか?
本記事では、サーフゲームで多数の実績と、筆者も納得のサーフ用おすすめショックリーダー5選を紹介します。ラインナップは下記とあります▼
- 【クレハ】シーガー グランドマックス
- 【VARIVAS】ショックリーダー フロロカーボン
- 【シマノ】エクスセンスリーダー EX フロロ
- 【DUEL】 パワーリーダー™ CN
- 【DUEL】TBカーボン® ショックリーダー
【クレハ】シーガー グランドマックス
強度 :5.0
結束力 :4.5
感度 :4.3
耐摩耗性:4.5
コスパ :4.5
号数 | dia.mm※1 | 実強力lb | 長さ |
2号 | 0.235 | 10.5 | 30m |
2.5号 | 0.260 | 12.5 | 30m |
3号 | 0.285 | 15 | 30m |
3.5号 | 0.310 | 17.5 | 30m |
4号 | 0.330 | 19.5 | 30m |
5号 | 0.370 | 24 | 30m |
6号 | 0.405 | 28 | 30m |
7号 | 0.435 | 32 | 25m |
8号 | 0.470 | 46.5 | 20m |
※1:断面の直径の数値
公式サイト⇒こちら
フロロカーボンに求められる強度、感度、耐久性において、他アイテムよりもスペックが高いのがクレハ シーガー グランドマックスです。
最大の特徴は、各号数による実強力(lb)の高さです。これは各メーカーのショックリーダーと比べてもトップクラスと言えます。
また、強度以外にも断面の直径など細かい数値を公式メーカーが公開しているのは非常にありがたく、選ぶ際の参考にもなります。
サーフでは特に、飛距離も重要視されるので、細いリーダーを好む方でも安心して使用できるのが良いですね。
【VARIVAS】ショックリーダー フロロカーボン
強度 :4.0
結束力 :4.0
感度 :4.5
耐摩耗性:5.0
コスパ :4.5
号数 | dia.mm※1 | 実強力lb | 長さ |
2.5号 | 0.260 | 10 | 30m |
3号 | 0.285 | 12 | 30m |
4号 | 0.330 | 16 | 30m |
5号 | 0.370 | 20 | 30m |
6号 | 0.400 | 22 | 30m |
7号 | 0.440 | 25 | 30m |
8号 | 0.480 | 30 | 30m |
※1:断面の直径の数値
公式サイト⇒こちら
フロロカーボンの特徴でもあるハリの強さは、扱いにくさを生む要因となるが、【VARIVAS】ショックリーダー フロロカーボンはそんなデメリットを克服されています。
しなやかさと柔らかさがを兼ね備えたフロロカーボンとして、その良さを持ちつつ、ナイロンのような扱いやすさも持っています。
また、サーフゲームで懸念されるラインの劣化についても、ノンストレスコーティングによって耐摩耗性が高く、劣化しにくいショックリーダーなのもポイントです。
まさに、サーフゲームに求められる性能や特徴が詰め込まれたショックリーダーとなっています。
【シマノ】エクスセンスリーダー EX フロロ
強度 :4.5
結束力 :4.5
感度 :4.5
耐摩耗性:4.5
コスパ :4.5
号数 | 平均強力(kg) | 平均強力(lb) | 長さ |
3号 | 5.4 | 12 | 30m |
4号 | 7.3 | 16 | 30m |
5号 | 9.1 | 20 | 30m |
6号 | 11.3 | 25 | 30m |
8号 | 13.6 | 30 | 30m |
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シーバスゲーム専用EXフロロリーダーとして、ハイレベルの性能と技術を詰め込んだエクスセンスリーダー EX フロロはサーフの使用でもおすすめです。
まず、フロロカーボンの特徴でもあるハリのある部分は、表面のアブソーバー層のおかげで、しなやかさと柔らかさを持たせ、結束協力を高めています。
フロロ原料の分子も結晶構造を大きくすることで摩耗性を高め劣化しにくいショックリーダーという印象を強めています。
非常にバランスがよく、サーフアングラーの堀田光哉さんもサーフで使用しています▼
【DUEL】 パワーリーダー™ CN
強度 :4.0
結束強力:5.0
感度 :4.0
耐摩耗性:4.0
コスパ :4.5
号数 | dia.mm※1 | 平均強力(lb) | 長さ |
3号 | 0.285 | 12 | 50m |
4号 | 0.330 | 16 | 50m |
5号 | 0.370 | 20 | 50m |
6号 | 0.405 | 25 | 50m |
7号 | 0.435 | 30 | 50m |
※1:断面の直径の数値
公式サイト⇒こちら
超強力複合素材 「カーボナイロン®」を採用したハイブリットショックリーダーでもあるデュエル(DUEL) パワーリーダー™ CNはサーフゲームでもおすすめのリーダーです。
サーフではフロロカーボンが主流ですが、ナイロン派の人にとっては扱うのに抵抗が生まれると思います。
そこで、フロロカーボンの良さとナイロンの良さを合わせたハイブリットショックリーダーがおすすめです。
ナイロンの結束強力の高さと、フロロカーボンの耐摩耗性これらを備えているのでサーフでも十分に使えるアイテムとなっています。
【DUEL】TBカーボン® ショックリーダー
強度 :4.0
結束強力:4.0
感度 :4.0
耐摩耗性:4.0
コスパ :5.0
号数 | dia.mm※1 | 平均強力(lb) | 長さ |
3号 | 0.285 | 12 | 30m |
3.5号 | 0.310 | 14 | 30m |
4号 | 0.330 | 16 | 30m |
5号 | 0.405 | 20 | 30m |
7号 | 0.435 | 25 | 30m |
※1:断面の直径の数値
公式サイト⇒こちら
フロロカーボンショックリーダーの中でも値段もお手軽で、性能も申し分ないリーダーです。強度と耐久力は信頼がおけるので、リーダー選びに困ったらこれを選んでもありでしょう。
ラインの結束さえしっかり出来れば、問題ないリーダーになります。デメリットは本記事で紹介したショックリーダーの中では結束がしづらいところです。