サーフフィッシングでヒラメや青物を釣りたいけどラインシステムに正直自信がない。そういった悩みを持つ釣り人も多いです。よくラインブレイクを起こしたりトラブルが多いのはPEラインが原因かもしれません。
本記事ではサーフ用のPEラインの選び方も含めて、2023年版のおすすめPEラインをコスパ重視で紹介したいと思います。
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サーフでのPEラインの号数選びとは
サーフでのPEラインの号数は、『0.8号~1.5号』の中から選ぶのが無難です。
では、0.8号以下1.5号以上のPEラインだとどうなるのか▼
- 0.8号以下:サーフで長く釣りをするための耐久力が足りない。
- 1.5号以上:ルアーの飛距離が出にくくなる。
サーフエリアは砂などの飛沫物でPEラインが劣化しやすいです。ラインがあまりにも細いと途中で切れてしまう可能性があります。またルアーの飛距離もとても重要なのでラインが太すぎるのもいけませんね。
それでは、0.8〜1.5号のそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。
0.8号:ルアーの遠投性を重視するならこれ
ルアーの遠投性を重視するなら0.8号をおすすめします。
ラインは細ければ細いほど、ルアーの飛距離が伸びるからです。
例えば、遠浅サーフなどではルアーの飛距離はとても重要になります。もっとルアーを沖近くまで届かせたいと考えることが多くなり、またサイズが小さいルアーでも0.8号であれば遠投できるのでおすすめです。
ただPEライン0.8号はヒラメなどのフラットフィッシュ狙いであれば問題ありませんが、中型青物以上だと少し厳しいのがデメリットになります。
入門者や初心者レベルの人が0.8号を使うとライントラブルが多発してしまう可能性がありますのでおすすめできません。
1.0号:無難で使いやすい、おすすめの号数
号数選びに迷ったら無難な1号をおすすめします。
細くもなく、太くもない最もバランスの良い号数ですね。
1号はルアーのサイズ関係なしにバランス良く飛距離を伸ばすことができます。強度自体もヒラメ、シーバス、中型青物を釣るぐらいなら問題ありません。
なので、サーフゲームにおいてPEライン1号は非常にバランスが良く選んでも失敗が少ないんですよね。
堀田さんが実施にサーフで1号を使っている動画を参考にしてみて下さい。▼
1.2号:高切れしたくない、ラインブレイクを回避するなら
筆者もよく使う号数ですが、PEラインの扱いが雑な人は1.2号がおすすめですね。
サーフでは劣化しやすい上に、PEラインを雑に扱ってしまうので細いラインだとラインブレイクを起こしやすい。だからといって1.2号を使えばラインブレイクしないとは言い切れませんが、少しでも耐久力を上げたいならおすすめの号数です。
ヘビー系のルアーもキャストできるし、強度もそこそこあるので色々助けられています。
なので、初心者や入門者にはまず1.2号から始めても良いかもしれません。
1.5号:ヒラメ以外にも大型青物対策で選ぶ。
大型青物などサイズの大きい魚を狙うなら1.5号が良いですね。
サーフから座布団ヒラメや大型青物、ランカーシーバスなどハイシーズンを狙うなら強度重視でこの号数に落ち着くと思います。ある程度重量のあるメタルジグやヘビー系ルアーであれば飛距離も伸びますのでおすすめです。
サーフでPEライン1.5号使用動画▼
サーフでPEラインはどのくらい巻けばいいの?
サーフの釣りでは最低でも200m以上巻きましょう。
サーフエリアでは、ルアーを遠投すると100m以上飛ぶルアーもあります。ラインの長さが少ないとかなり厳しいですね。たとえ沖近くでラインブレイクしても、リールに十分なラインが残っている場合があるのでリーダーを再度結び直せばすぐ再開出来ます。
ちなみに私は常に300m以上巻いています。200mでは物足りなさと劣化を確認したらその部分を切って結び直すことが多いので300mあれば長期的に使用できるんですよね。
そういった事も含めて最低でも200mは巻いときましょう。
サーフでのPEラインは4本編み?8本編み?
PEラインの編み数は最低でも、8本編み以上を選ぶようにしましょう。
編み数は、ラインの強度とルアーの飛距離が関係しています。同じ号数でも編み数が多ければラインの強度が高く、ルアーの飛距離もアップします。
安いからと言って4本編みを選ぶと、サーフでの強風下と飛沫物によってライントラブルが多々起こります。なのでサーフアングラーの多くが、8本編みや12本編みを使用している人が多いので編み数の選び方にも気をつけて下さい。
PEラインの編み数の違いが釣りでどう影響するかはいまさら聞けない!飛距離実験 4・8・12本編みPE シーバスプラグでどれほど違う?の記事が一番詳しかったので参考にどうぞ!
サーフでのPEラインおすすめ6選
2022年版サーフフィッシングでのコスパ最強おすすめPEライン5選を紹介します。リーズナブルな価格、高品質、信頼感が高いラインナップとなっています。
クレハ シーガー PE X8
「高感度」、「高視認性」、「高強力」、「価格帯」の4つが特徴的で、サーフでも活躍するPEラインがシーガー PE X8です。コストパフォーマンスが高く何回もリピートしたくなります。
ラインナップも豊富でサーフ以外にも色んな釣りで活躍できるPEラインです。初心者ならまず選んで間違いないでしょう。
購入者の口コミと評判
ラインナップ
※0.8号〜1.5号のみ
号数 | 長さ | 最大強力(lb./kg) | 平均強力(lb./kg) | カラー |
---|---|---|---|---|
0.8号 | 150m、200m、300m | 18lb./8.2㎏ | 16lb./7.3㎏ | 5カラー |
1号 | 150m、200m、300m | 20lb./9.1㎏ | 18lb./8.2㎏ | 5カラー |
1.2号 | 200m、300m | 23lb./10.4㎏ | 21lb./9.5㎏ | 5カラー |
1.5号 | 150m、200m、300m | 26lb./11.8㎏ | 24lb./10.9㎏ | 5カラー |

ダイワ UVF モアザン デュラセンサー×8+Si²

2020年3発売のダイワの『UVF モアザン デュラセンサー×8+Si²
サーフではPEラインが劣化しやすくなるのが一番の悩みですが、それを解決してくれる圧倒的スペックが信頼を生んでくれるPEラインとなっています。
購入者の口コミと評判
ラインナップ
※0.8号〜1.5号のみ
号数 | 長さ | 強力(lb) | 強力(kg) | カラー |
---|---|---|---|---|
0.8号 | 150m、200m | 15lb | 6.8kg | ライムグリーン |
1号 | 150m、200m | 18lb | 8.0kg | ライムグリーン |
1.2号 | 200m、300m | 21lb | 9.6kg | ライムグリーン |
1.5号 | 150m、200m | 26lb | 12kg | ライムグリーン |

シマノ ピットブル8

リーズナブルな価格で人気の高いピットブル8 です。品質に信頼の置けるシマノ製品だからこそ使用するアングラーも多いです。
超低伸度ルアーキャスティング用PEラインとしてあらゆる釣りに対応しています。サーフでもリーズナブルな価格と豊富なラインナップ、そして精密に編み込んだ質の良いラインなので初心者〜中級者までおすすめのラインとなっています。
購入者の口コミと評判
ラインナップ
※0.8号〜1.5号のみ
号数 | 長さ(m) | 最大強力(lb) | 最大強力(kg) | カラー |
---|---|---|---|---|
0.8号 | 150、200、300 | 18.3 | 8.3 | ライムグリーン |
1号 | 150、200、300 | 22.4 | 10.2 | ライムグリーン |
1.2号 | 150、200、300 | 27 | 12.2 | ライムグリーン |
1.5号 | 150、200、300 | 31.7 | 14.4 | ライムグリーン |

シマノ ピットブル8+

このPEラインは、日本原糸・日本製造といった完全国内産ラインなので品質への信頼度が高いPEラインとなっています。
超低伸度加工による、強度が出やすい上に様々な工法を採用したラインなのが特徴ですね。なにより新カラーであるトレーサブルピンクは視認性が高く、サーフゲームでもラインの状況を目視で確認できるのでコントロールしやすいです。
購入者の口コミと評判
ラインナップ
※0.8号〜1.5号のみ
号数 | 長さ(m) | 最大強力(lb) | 最大強力(kg) | カラー |
---|---|---|---|---|
0.8号 | 150、200 | 18.5 | 8.4 | トレーサブルピンク 5カラー |
1号 | 150、200 | 23.1 | 10.5 | トレーサブルピンク 5カラー |
1.2号 | 150、200 | 27.1 | 12.3 | トレーサブルピンク 5カラー |
1.5号 | 150、200 | 38.8 | 14.4 | トレーサブルピンク 5カラー |

【エックスブレイド】 スーパージグマンX8

PEラインと言えば『よつあみ』という釣人が多い中、コストパフォーマンスに長けたのがこのPEラインですね。
安定的な強力を出す為に、独自技術WX組工法と加工を施した事により耐磨耗性、直線性、 感度、強力を進化させています。高価なラインナップが多いブランドですが、コストを抑えながら品質が非常に高いのが特徴で現在でも愛用者が多いです。
購入者の口コミと評判
ラインナップ
※0.8号〜1.5号のみ
号数 | 長さ(m) | 強度(lb) | カラー |
---|---|---|---|
0.8号 | 200、300 | 16 | 5カラー |
1号 | 200、300、600 | 20 | 5カラー |
1.2号 | 200、300、600 | 25 | 5カラー |
1.5号 | 200、300、600 | 30 | 5カラー |

【エックスブレイド 】アップグレードX8 オールグリーン
待望の単色ラインナップ!300m巻きにおすすめ!

従来のアップグレードX8に単色モデルが登場し、発売から現在まで多くの人が使用しているPEラインですね。
コストパフォーマンスに優れ、さらに単色メリットを存分に味わえるラインとなっています。高密度ピッチ製法× WX8工法 × GP加工 × HST加工が可能とした圧巻のパフォーマンスは世界最高峰レベルとまで言われていてサーフフィッシングでも重宝するアングラーも多いです。
購入者の口コミと評判
ラインナップ
※0.8号〜1.5号のみ
号数 | 長さ(m) | 強度(lb) | カラー |
---|---|---|---|
0.8号 | 300 | 16 | グリーン(ノンマーク) |
1号 | 300 | 22 | グリーン(ノンマーク) |
1.2号 | 300 | 25 | グリーン(ノンマーク) |
1.5号 | 300 | 30 | グリーン(ノンマーク) |

サーフでのPEライン解説まとめ
今回の内容をまとめると、
- サーフヒラメのPEラインは0.8号〜1.5号
- 失敗したくないなら無難な1号がおすすめ
- PEラインは最低でも200m巻く
- 8本編み以上を選ぶ
以上になります。
サーフでのPEライン選びは、狙うターゲットや使用するルアーサイズによって変わってきますので実際に行くサーフの情報収集は必要です。
ここで解説した内容を参考にして自分にあったPEラインを選んでみてください。